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リースより、カーシェア? 商業車に見られる変化

コラム (2019/08/13)

会社で必要とする社用車。以前は自社で所有するのが当たり前だったが、経費扱いできるリース車両として利用する企業が多くなっていた。ところが、最近ではリースよりも”賢い”活用法があるという。それがカーシェアだというのだ。

・そもそもカーリースとは?
かつては法人が社用車を利用する場合、会社所有の車両として購入するケースと、リース会社と契約して車両をリース、つまり長期で借りるケースが主流だった。購入時のまとまった資金が不要であり、リース会社が所有者となるが、その中でもメンテナンス・リースは保険や車検さらに自動車税など所有することで必要となる費用の負担もなく、リース契約者として利用分を月々リース料として定額を支払うだけでよい。またこれらかかる費用は、利用にあたってほとんどが経費として扱うことができるため、会社としては変動する燃料費や高速代等を除き、負担が一定化されるため管理の面でも楽といえる。

一方、リース会社は車両購入時に車両の予定残存価格を決めるため、一定のリース期間が満了すると、その車両をどうするか選択する必要がある。引き続き同じ車両でリースを再契約(延長)する、あるいは新たな車両でリース契約する、残存価格でその車両を買い取る、あmたはリース契約を終えるなどのプランがあるが、大抵は新たな車両でリース契約を行うパターンと言っていいだろう。

メリットばかりのカーリースと思いきや、当然のことながらデメリットがないわけではない。クルマを所有するリース会社に支払う費用には金利がかかり、仮に同じ車両を会社が購入する場合と比較しても支払総額はリースの方が断然高い。だが、先述のとおり会社では経費扱いとなるため、経理上の管理が容易というメリットを優先するケースが多く見られるため、リース活用が導入されてきたと言える。

・シェアはリースよりメリットが多い!?
なにかと利便性が高いと考えられていたリースだが、それよりさらに便利だと最近導入が増えてきているのが、カーシェアだ。今やカーシェアは個人使用でも人気がある利用法だが、それを企業へと広めているのだという。もともとカーシェアは、個人が休日にプライベートで利用するというケースがほとんどであり、平日の稼働率は休日に比べて決して高いものではなかったという。一方、企業がクルマを利用するのは平日。そこでシェア会社は法人顧客の開拓を精力的に行うことで平日、週末ともに安定した稼働率の確保に努めたというわけだ。

リース車は会社が駐車場を確保するのが当然だったが、カーシェア契約となれば駐車場を持つ必要がない。さらにシェア、つまり利用した時間が10ー15分単位で計算されるため、固定費が大幅に削減される。営業範囲が広域でなく、短時間での利用頻度が多い会社であれば断然”おトク”になるのは明らかだ。とりわけ都心の中心部に会社を構えているのであれば、次々の複数台の駐車場もそれなりにかさむ。カーシェアできる場所が近場にあるのなら、コスト減の早道として会社が食指しても不思議ではない。

現在、主に企業へのカーシェア事業を行っているのは、「タイムズカーシェア」(パーク24)「オリックスカーシェア」(オリックス自動車)「カレコ・カーシェア」(三井不動産リアルティ)など。国内には373万台あるといわれるリース車市場において、おもにこの3社がしのぎを削っているという。自社購入からリースに代わっても、その間は所有車として管理する必要があった社用車。所有することをやめて利用することを採用したことで、会社が負担する経費が極めて身軽になってくる。駐車場代はもちろん、ガソリン代は給油した分が翌月以降の利用料として割引されることが多く、実質0円になるという。

会社にとってメリットばかりに思えるカーシェアだが、ただし使う側の立地条件次第であることを忘れてはならない。駐車場の確保が必要ではないものの、シェアできる車両と会社とが離れていては活用しづらい。だが、一方で使う時間が細かく設定されるため、無駄遣いすることが減り、結果として仕事の効率化に繋がったケースもあるとしている。また、遠方への移動を伴う場合は交通渋滞の可能性があるため、会社から営業先の最寄り駅まで公共交通機関で移動し、そこからカーシェアを利用するという方法を導入。”時短”が実現したという。カーシェアをどのように活用するかは使う会社に依る部分もあるが、コストに対する意識を強くするきっかけになることだろう。



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