正しくは、ターボチャージャー。自動車をはじめ、飛行機や船舶のエンジンとして利用される過給器の方式。エンジンの排気圧力で排気管内にあるタービンを高速回転させて、吸気管内を流れている空気を圧縮し、エンジン内に送り込み、爆発的なパワーを得ることができる。エンジン出力を直接使うスーパーチャージャーに比べ、高温高圧の排気ガスエネルギーを利用するため効率が良い。結果、大出力を求めるモータースポーツ用エンジンやスポーツカー用エンジンとして搭載されることが多い。だが、エンジン温度が高くなりやすく、十分な冷却が必要であったり、スロットルに対しての反応に遅れが生じる、いわゆるターボラグがデメリットとして知られる。ちなみに、かつてホンダはF1用としてターボエンジンを搭載していたが、このときわずか排気量1500ccながら、1000ps以上の出力があったとのこと。
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