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◆アクセルコントロールが最大のキーポイント

まず最初に説明しておくと、ガソリン噴射量は吸入空気量に応じてコンピュータが細かく指示している。 そんな部分からワイドショーなどでは「じわーっとアクセルを踏んでいって燃費を良くしましょう」なん てアドバイスしていたりするが、それは少し不正解だし、だらっとした走りは渋滞を引き起こす原因になるだけ。 というのも、最近のクルマは排気ガス浄化や燃費向上を狙って、モニターした空燃比(ガソリンと空気の 混合比率)でガソリン噴射量を決定するフィードバックシステムが搭載されているので、アクセルを大きく 踏み込んだり、高回転域を使わない限りは、14.7という燃焼効率の良い理論空燃比にコンピュータが コントロールしてくれるからだ。なので、「50km/hには●秒かけて加速するといい」なんてワイドショー のオカルトテクニックは完全無視していいのだが、アクセルをスムーズに踏み込んでいくコントロールテクニック はECOドライビングに必須。その理由は、繊細なペダルワークこそフィードバック領域を活かした走りにつながるから。 GTNETドライビングレッスンでもパイロンスラロームなどに目標課題として組み込んでいるのだが、意のままの加減 速をマスターすることで挙動の乱れは解消され、無駄なガソリン消費も抑制される。アクセルをスイッチのように全開、 全閉とラフに操作するのではなく、足の裏でペダルの感触を確かめるように走らせてみよう。



スポーツ走行時でも、ECOドライビング時でも、重要なのはアクセルコントロール。ハーフ領域で細かな コントロールが出来れば、無駄のないドライビングとなり、燃費も向上する。ドカンと踏み込むスイッチ操作は御法度だ。


ECOドライビングに徹するなら、ノーマルで搭載されている燃料消費メーターやA/F計を参考にしてもいい。 どのようにアクセルを踏み込めばガソリン噴射量が増えるのか把握できるので、参考になるだろう。
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