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国内モータースポーツイベント、いよいよ始動!

コラム (2020/07/13)

7月に入り、ようやくF1GPが開幕。そして今週末、日本国内のモータースポーツイベントがついに本格始動する。今年3月、F1は新型コロナウイルス感染拡大が本格化する直前、開幕戦の舞台となる予定だったオーストラリアの現場には、チームスタッフやドライバーはもちろんのこと観戦を心待ちにしていたファンもサーキット入りをしていた。しかしながら、現場入していたレース関係者の感染が発覚。急遽イベントが中止となり、以降、再び”シーズンオフ”の期間に突入していた。現時点で2戦を終えたF1GPも、イベントスケジュール等に感染拡大防止策を施しての開催を実施しているが、今週末から始まる日本国内のトップカテゴリーではどのような形でイベントを実施されるのだろうか。

・SUPER GTは前半4戦を無観客開催
3月のオーストラリアから7月のオーストリアへ。待ちに待ったF1GPは、バトルの舞台がヨーロッパへと変わっただけでなく、”新たな日常”の下、サーキットの雰囲気を含め、様々な変化の中で繰り広げられることとなった。スタンドはもとよりパドックを訪れるファンやゲストはなく、無観客状態。サーキット入りできるチームメンバーは各チーム最大80人だったという。現場ではマスク着用が決まりで、ソーシャルディスタンスを意識した行動はもとより、レース後、ポディウムに上がるドライバーはマスク着用でトロフィーを掲げていた。また、移動を極力少なくするため、同じサーキットで2週連続開催、というスケジュールを敢行。安全の確保に尽力していることがわかる。チャーター機での移動を実施しているという話も聞くが、これはやはりF1GPならではだろう。

さて、一方の日本国内レース。SUPER GTは4月開幕予定から7月中旬へと変更され、この週末、17、18日に静岡・富士スピードウェイでようやく開幕戦を迎えることになった。しかしF1と同様に、当面の間は無観客での開催を強いられる。この他、新型コロナウイルス感染拡大を防止するために様々な対策が導入されることになっている。中でもSUPER GTは、今シーズンの開催サーキットを限定。富士スピードウェイのほか、三重・鈴鹿サーキットと栃木・ツインリンクもてぎの3ヶ所のみで実施することになった。

ファンとの交流イベントも当然のことながら、行われず。加えて、現場で働く関係者同士の接触時間を減らす意味合いもあり、タイムスケジュールもこれまでとは大きく異るものになっている。参考までに開幕戦のスケジュールを紹介すると、これまで予選日、決勝日と2日間に分けて行われていたものが、予選と決勝を同日に行う”ワンデーレース”に変更。例年は土曜日の朝に公式練習が、そして午後からノックアウト方式による予選が行われ、翌日日曜日の午後に決勝レースを実施していた。また、日曜日の午前中はドライバーとの交流が楽しめるピットウォークやトークショーなどの様々なイベントが目白押しだった。

今回の開幕戦では土曜日の午後からようやく走行がスタート。公式練習の時間はこれまで同様1時間30分設けられている。そして日曜日の午前中にノックアウト方式の予選を実施、その流れのまま午後からの決勝レースを迎えるというものだ。スケジュールをギュッと圧縮したようなイメージになるかもしれないが、現場での滞在時間を減らすことが狙いと思えば納得できるものでもある。

一方、サーキットでのレース観戦ができないファンにとって、ライブ感を味わうために必至となるのがテレビなどでのライブ中継ではないだろうか。SUPER GTをライブでレース中継を実施しているJ SPORTSは有料チャンネルにつき、残念ながら視聴には契約が必要。しかし、コロナ禍という特別な状況を受け、開幕戦から第4戦は予選セッションを無料で生中継、LIVE配信を行うことを発表。ファンにとってはこの上ない朗報になった。

・8月末初戦のSUPER FORMULAは観戦可能に!
第4戦まで無観客開催が決まっているSUPER GTに対し、8月29、30日に栃木・ツインリンクもてぎで初戦を迎えるSUPER FORMULAは、観客をサーキットに迎え入れることになった。7月10日、同サーキットを運営する株式会社モビリティランドは「『新型コロナウイルスの感染症の予防及び拡散防止に関する観戦席の対策について』として対策案が盛り込まれ、国及び地方公共団体の定めるルールを順守し様々な対策を講じた上で、お客様をお迎えして開催する」と発表。大会期間中は、「新型コロナウィルス感染防止の観点から、関係者を含む全来場者に対し、入場時検温、手指消毒、マスク着用を励行し、ソーシャルディスタンスを確保する為、ピットウォークは実施しない」とし、加えて、「指定席なども同様の観点から、席数を制限する」といった対策を明らかにしている。

サーキットが下した決断を受け、レースをプロモートするJRP(株式会社日本レースプロモーション)は、各主催サーキットやレース関係者、エントラントとの協議を実施。これにより、「感染リスクを極力排除するため、シーズンを通して予選・決勝を日曜日1Dayで開催するなど、新しいフォーマットにてレースを実施する」と発表した。すでに国内のプロスポーツでは7月10日以降プロ野球やJリーグが有観客での試合を再開。試合では観客数を制限したり、着座方法等にガイドラインを設けるなどの防止策を施しているが、SUPER FORMULAも「ク?ラント?スタント?席て?は間隔をとって席を販売し、近年充実させてきたファミリー・ク?ルーフ?向けの観戦席も販売する」とチケット販売を行うモビリティランドが発表している。ただ、SUPER GT同様、予防対策が難しくなるパドックへのアクセスは見送る方向から、ファンにとっての楽しみのひとつでもあるピットウォークやドライバーとの交流イベントは実施されないとしている。

レーシングカーの迫力あるエキゾーストサウンドやオイルの焦げる独特の匂い、そしてドライバーによる白熱のバトルなど、ライブならではの楽しみはサーキットに行ってこその魅力ではあるが、コロナ禍が一刻も早く落ち着き、再びモータースポーツの醍醐味を全身で堪能できる日を心から待ちわびている人も少なくないだろう。まずは、”ステップ・バイ・ステップ”で進んでいくしかない。



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