ホンダ、フィットとVEZELをリコールへ

自動車業界情報 （2014/02/12）

2月10日、国土交通省はホンダが「フィット」と「VEZEL」のリコール届けを発表した。
これによると、ハイブリッド車の7速DCT型自動変速機において、変速機内の1速ギヤ のハブ上をスリーブが滑らかに動かないものがあるという。
結果、ギヤがかみ合わず、発進不良（発進までに時間がかかる、発進しない等）や 坂道でのずり下がり、
加速不良（エンジンの吹け上がり）が発生したり、急に1速がかみ合って意図しない急発進等をする場合があるという。
同社では、ユーザーに対して不具合の内容を通知するとともに、当面の暫定措置として「Sモード」 または「SPORTモード」（原則として1速ギヤを使用しないスポーツタ イプのモード）での使用や
坂道で駐車ブレーキを使用することを注意喚起するとしている。
さらに、車載のサービス診断記録装置を確認し、万が一、自動変速機のギヤが噛み合わなかったことが記録されている場合は、内部部品が損傷している可能性があるとして、自動変速機を良品に交換するとしている。
対象となるのは、フィットの型式が「DAA-GP5」（平成25年7月17日から平成26年２月6日）、「DAA-GP6」（平成26年1月17日から２月6日）、
VEZELの型式は「DAA-RU3」、「DAA-RU4」（平成25年7月17日から平成26年２月6日）のもので、8万1353台としている。