「世界最速」のブガッティ・ヴェイロン、車両違反が発覚しギネス剥奪されるが・・・

自動車業界情報 （2013/04/14）

2013年4月5日、仏・ブガッティ（フォルクスワーゲングループ）が限定販売したスーパーカー「ヴェイロン16.4」のハイパフォーマンスモデル「ヴェイロン16.4 スーパースポーツ」が叩きだした431.072km/hという市販車としての世界最速記録、これに不正があったとして剥奪するとギネス・ワールド・レコーズが公式発表した。
ヴェイロン16.4は8L W16クアッドターボで1001馬力を発揮し、最高速は407km/h。それをさらに最高出力を1200馬力に引き上げ、エアロダイナミクスも最適化したスーパーモデル。
この記録は2010年に記録されたもの。1回目427.933km/h、2回目434.211km/hをマーク。2回の計測の平均値、431.072km/hが記録とされた。しかしオーナーに引き渡されるものは最高速415km/hにリミッターが設定されており、それを解除したのが剥奪理由とされている。


しかし、4月12日付けでギネス・ワールド・レコーズは「その後の外部の専門家の徹底的な調査により、速度リミッターの変更が車輌やそのエンジンの基本的な設計などの標準的な仕様の改変を意味しないことを確認した」という声明を発表。再び世界最速の座に着くことになった。