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ル・マン24時間レース、12時間が経過。1号車が依然トップをキープ

モータースポーツ情報 (2012/06/18)

スタートから時計が1回転し、深夜3時を過ぎたル・マンのサルテサーキット。残念ながらトヨタのTS030の2台はレースの半分を消化しないまま、戦列を去っている。

午後8時、7号車のTS030がトップに立ったのと引き換えのように8号車がミュルサンヌの進入でフェラーリと接触。大事故となり、セーフティカーが導入され、レース再開まで1時間以上もかかってしまった。午後9時14分、ようやく再び戦いが始まったが、当然のことながらその場に8号車の姿はなかった。

一方、7号車もセーフティカー導入で前後車両との差がなくなり、レース再開後には攻防戦が激化。勢いあまり、周回遅れの車両をコーナー入り口で押し出すことに。しかも相手は日産がテスト車両として参戦させていた0号車のデルタウィング。加えて7号車は中嶋一貴、そして0号車は本山哲がドライブ中と、日本のル・マンファンにとっては最悪な状況下でのアクシデントとなってしまった。

その場でレースを諦めざるを得なかった0号車に対し、7号車はピットに戻ったものの、その後はトラブルシューティングに時間を要し、徐々にポジションダウン。さらに修復作業の時間が長くなるなど、ここへきてトラブルが続出。日付が変わり、1時30分過ぎまで周回を重ねていたが、午前1時33分にピットイン。その後、クルマはピットを離れることなくチームからはリタイヤ届けが出され、トヨタの挑戦がここですべて幕を下ろすことになった。

レースはポールスタートの1号車アウディが盤石の走りを継続。これに他のアウディが続き、トップ3を独占している。


ル・マン24時間耐久レース 8時間経過(トップ3)

1.No.1 アウディR18 e-tron クアトロ(ファスラー/ロッテラー/トレルイエ組)188L 12:00'12.704
2.No.2 アウディR18 e-tron クアトロ(カペロ/クリステンセン/マクニッシュ組)188L 12:00'51.209
3.No.4 アウディR18 ウルトラ(ボナノミ/ジャービス/ロッケンフェラー組)187L 12:03'09.144

記事:島村元子/ TEXT : Motoko SHIMAMURA



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